2021年6月29日 プライベート

尊敬する祖母

今年の春に、祖母が103歳で亡くなりました。 祖父が戦死した後、母と伯母を育てながら会社員として77歳まで働き、大きな病気もした事もなく、本当に元気な祖母でした。 年老いてからも、耳は遠いのですが、頭の中は本当にしっかりとしていて。 耳さえ普通に聞こえれば、もっとたくさん色々なお喋り出来るのにな〜と悔しい気持ちがしました。 退職してからも、100歳で実家の側のホームに入るまでは一人暮らしを続けながら、学ぶ事を忘れず、市民大学へ通ったり、健康にも気を使い、毎日ラジオ体操に行って過ごしていました。 いつも優しく、人に感謝を忘れず、子供達、孫達の事を考えてくれていて、祖母がいるから孫達、親戚みんなが集まるという存在でした。 そんな祖母が亡くなり、遺品の整理をしている母から、何か欲しい物はない?と聞かれて、欲しいと思ったのが、祖母が毎日書き写していた新聞の社説を書いたノートでした。 毎日書いているのは知っていましたが、B5のcampusのノートを受け取り、開いてその字の綺麗さに改めて驚きました! ノートの線を真ん中の基準線にしている独自の書き方ですが、昨年の9月〜ちょうど年末まで書かれたノートなので、103歳の字。本当にスゴイなぁ…と!
そして、先日、60歳くらいから始めた書道の書が出て来たというので、母に写真を送ってもらいました。 展覧会に出した時のだと思いますが、これがまた凄いなぁ、と。
私は、字を読む事も、書く事も苦手ですが、この尊敬する気持ちを胸に抱いていれば、いつか少しでも近づこうと努力する事が出来るかな。 今まで、たくさんの事をしてくれた祖母に心から感謝と尊敬の言葉を送りたいと思います。 総務 関尾由起子

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